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コケダルマ親方の報告
今回初めて「怪しげ探検隊」に参加したコケダルマは、最寄のJR芦屋駅から東海道本線の新快速に乗って京都に向かったのですが、なぜか遅れるのが日常茶飯事の新快速電車は、予定より10分遅れで京都駅に到着しました。
待ち合わせ場所は、新幹線ホームの南側にあるMKタクシーの営業所の前でした。東京生まれの神奈川育ちで、普段はマイホームのある兵庫県西宮市と大阪市北区をバイクか車で往復しているおいらにとっての京都は未知の地であり、駅の南も北も知らないとあっては、MKタクシーを探すのにも手間取り、駅員さんに散々聞きまくってようやく発見することができました。
すでに営業所の前には何人かの人だかりができていて、間違いなく「怪しげ」のメンバーであることはわかったのですが、シャイなおいらはなかなか声をかけることができず、MKの前をウロウロしてしまいました。
ようやく決心がついて、集団に向かっていったら、向こうのほうから挨拶をされたので、こっちはドギマギ。なんとか自己紹介はできましたが、あとで聞いたところで、隊長はおいらのことかなり怪しい人だと思ったそうです。今回は、バイク乗りの彼女と、もう一人の同じくバイク仲間の元バスケット実業団選手の身長180センチあるおねえちゃん(人妻)を誘ったのですが、あいにく二人とも仕事のため参加できませんでした。
挨拶が終わり、早速隊長とそのお友達の車にメンバー達は分乗して、最初の目的地であるウルトラ・デ・レストランを目指して、伏見方面に車を走らせました。京都というのはいつも道路が渋滞しているイメージがあるのですが、この日はそれほどでもなく、ほどなく車はそのレストランのある郊外型ショッピングセンターのところまでたどり着いたのですが、そこの入口がわかりにくかったので、隊長カーが行き過ぎてしまい、裏道に入ってUターンを試みたのですが、一方通行に阻まれて右往左往、ようやく駐車場への入口を見つけましたが、そこへは我々の側の車線から入ることが禁止されている標識が立っていたのですが、隊長はそれを無視して強行突入!誘導する係員もかなりあっけに取られていた様子でしたが無事駐車場に車を止めることができ、直ちにメンバーはお目当てのウルトラ・デ・レストランへと向かいました。
ウルトラは、駐車場から道路を渡ってショッピングセンターに入ってすぐのところにある細長い鉄筋の建物の中にあり、エントランスにはウルトラマンの像と頭部レリーフが設置され、立て掛けられているメニューの周りには人だかりがしていました。
「作戦終了!」などと書いてあるポスターが目に入ったので、よく読むと、なんと翌日で閉店するということではないですか!まあ我々も運がよかったといえばそれまでなのですが、閉店する理由が知りたくなりました。客の入りはかなりのようですが、それも閉店前日だからという理由からかもしれません。他の友人にもぜひ見せたかったので、このレストランの閉店は非常に残念です。
時間を決めて開催されるウルトラマン・ショーに合わせてお客を回転させているみたいで、最初のショーは満員だったので、我々はすぐに入ることができず、次のショーに合わせて入店することになり、それまで近くにある「ミスター・ドーナツ」でお茶しばきながら時間をつぶすことになりました。
今まで行った怪しげな場所の話をいろいろしていたら、あっという間に時間は過ぎ、再びメンバーはウルトラに向かい、エントランスで入店許可を待つことになりました。
店に入ると、ウルトラ警備隊の格好をした店員さんがウロウロしていて、入店案内をしている恰幅のよいにいちゃんを早速隊長が捕まえ、二人で記念写真を取ることになりました。このとき舞い上がって顔がほころびっぱなしの隊長をよそに、おいらはそのドサクサを利用して、エントランスのテーブルの上にあったメニューをパチることに執念を燃やしていました。
その狙いはまんまと成功、パウチッコされたA3サイズのメニューは、無事においらのバッグの中に収まりました。
店員さんはしばらくしてそのメニューがなくなったことに気づいたのか、テーブルの上に乗った何種類かのメニューをまさぐっていましたが、その下からすぐに別のメニューが見つかったらしく安心していました。これでおいらも安心!ヒヒヒ…
いよいよ入店です。中に入ると、店の中央部には何種類かのウルトラマンと怪獣の人形が数体ジオラマ的にディスプレイされていてムードを盛り上げます。しかしまあ、なんですねえ(桂小枝的)、ウルトラマンや怪獣そっちのけでまず気になった(おい!何しに来てん?)のは、ウルトラ警備隊の格好をしたウェイトレスのお姉ちゃんたちが、そろって別嬪さんだということ。しかも制服が似合うんですわこれが!きっと採用条件として、制服が似合うことが必須だったのではないかと思います。
おねえちゃんたちをキョロキョロ伺いながらも我々一行はようやくテーブルに案内され、メニューが運ばれてきました。このメニューが秀逸です!
ウルトラマンに登場する怪獣たちを模したものがメインなんですが、その怪獣がハンバーグだったり目玉焼きだったりするものですから、それこそ「食べちゃいたいほどかわいい!」んです。
我々は、あれやこれや迷いながらも、ようやく注文を定めてウェイトレスの姉ちゃんに申し伝えました。
そのさなかもおいらは横で注文を聞いているおねえちゃんにウハウハで、それこそいつ写真を撮ってやろうかとチャンスをうかがっていましたが、生来シャイでむっつり助平なおいらは、この暗い店内では当然シャッターを押せば自動的にストロボが発光することに気付き、慌ててカメラを引っ込めてしまいました。うーん、残念!
やがて注文したメニューが続々と運ばれてきましたが、食べようとすると何かが足りない。そう、フォークやナイフはおろか、割り箸さえもテーブルの上にないのです。この店、レストランとしての基本的なサービスは成っていません。こういうのはおいらが最も嫌いとすることなので、ウェイトレスを呼びつけて怒ってやろうとしましたが、あのセクシーな制服のスカートを目の当たりにすると、その意気込みも「フニャフニャフニャ〜」と腰砕けになってしまいました。物心ついて以来の女難の相は、一生直りそうにありません。
そうこうするうちにお目当てのウルトラマン・ショーが始まりました。さっきからおねえちゃんにばかり目が行っていたおいらも、いざウルトラマンと怪獣が出てくると、昔とった杵柄を思い出し、さっきおねえちゃんの写真を撮れなかったうっぷんを全てウルトラマン&怪獣の撮影で晴らさんとし、撮るわ撮るわであっという間にデジカメのコンパクトフラッシュが一杯になってしまいました。我々のメンバーからの、「親方!親方!いったい何枚写真撮るねん!」の声で「ハッ!」と我に帰ったおいらは、今度はウルトラマンと握手&記念写真のための子供たちの行列に加わることにしました。
しかしただでさえ背の高いおいらは、幼児たちの列に並ぶと目立つこと目立つこと!
いや、ただ目立つだけならいいのですが、一人ぽつんと突っ立っている巨体は異様で、子供たちも周囲の大人たちも、おいらのことを絶対「危ない人」だと思っているに違いありません。おいらのそばにいた男の子なんて、親が警戒して連れ帰ってしまいました。
そういう周囲の状況にさすがにおいらも恥ずかしくなり、行列から離れかけましたが、横にデジカメを持って立っている隊長に止められ、「絶対おもろいから写真撮らなきゃ!」という言葉に説得され、おいらもここまで来て何もしないで帰るのも癪だと思い、再び順番を待つことにしました。隊長は、意地悪そうに必死に笑いをこらえながら、おいらとウルトラマンの写真が撮りたくてウズウズしている様子でした。
いよいよおいらの順番が回ってきました。
実はこのときおいらは密かに一瞬だけうれしくてわくわくしかけたのですが、ウルトラマンと目が合った瞬間、大人、しかも巨体のおいらを見てさすがのウルトラマンも当惑した様子で、しばらく気まずい感じの間がありましたが、先方も商売なのですぐに我に帰り、2人で並んで記念写真に収まるためにおいらにポーズを取るように促しました。実際ウルトラマンと並んでみると、やっぱり頭一つ分ウルトラマンのほうが小さいんです。周りの子供たちの間から、「あーっ、あのおじちゃんウルトラマンより大きい!」という声があちこちから聞こえてきました。
隊長のほうを見ると、カメラをこっちに向けてはいたんですが、体がヒクヒクと小刻みに震えていて、明らかに爆笑したいのをこらえて窒息しかかっている様子でした。
これらの状況から、さすがのおいらも急速に「恥じらい」というものが頭をもたげてきて、顔面にドドーッと血流が集中して来るのがわかりました。いわゆる「あがってしまった」状態です。
ウルトラマンに指導されたポーズも、なんとなくぎこちないものになりましたが、無事に写真は撮り終えることができ、最後にウルトラマンと握手をして自分の席に戻りました。戻る途中、案の定隊長は我慢の限界を超えて爆笑しながら、「こんなにでかいんじゃウルトラマンも立場ないよなあ!」と言っていました。おいらにとって、最近の10年間で最も恥ずかしかった出来事の一つであることも知らないで、隊長のいけず!」
このあと我々一行は時間があったので、再び2台の車に分乗して、京都市内は北野にある「チンマン・パラダイス」に向かうことになりました。六地蔵から北野(隊長注:少し場所は間違えてます。北野ではありません。)までは市の中心部を突っ切る格好になるのでかなり遠いんですが、京都をあまり知らないおいらはその途中の景色は結構楽しめました。
名神高速の京都南インターから程近いところにある住宅密集地の中を、隊長は近道をするために入り込んだのですが、その中を流れる川に、ほとんど仮設で建てたようにしか見えない、異常に細い鉄骨だけで組んだ今にも流されそうな橋があって、道幅も細くて車一台分ほどの幅しかありません。まさに東南アジアのどこかの発展途上国にあるスラムの橋みたいでした。
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スラム橋??
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周囲の家々も、ここが日本だとは信じられないような、なんだか戦後のバラックみたいなトタン板の家が多くて、まさに場末の地という感じでショッキングな風景でした。
我々もその橋を渡ったのですが、ほんとうにおっかなびっくりでした。写真はばっちり撮りました。
やがて車は京都市内の中心部を抜け、竹林が目立つ北野の高級住宅地に入りました。豪邸街の家並が途切れた頃、一見すると植木屋さんかお寺かなと思うような、よく手入れされた庭園のようなところがあり、我々の車はその中に入って止まりました。
一体こんなところに何があるのだろうと、車を降りてキョロキョロ見回していると、林の中になにやら怪しげな物体が…
何だろうと思って茂みの中に入ってよく見ると、なんとこんなところに男根と女陰の石造彫刻がたくさん立っているではないか!非常に美しく、よく手入れされた庭園内なのに何ゆえ!?まったく場違いなことはなはだしい!しかし我々も生身の人間!
見ているうちにだんだん助平心がむくむくと頭をもたげてきて、隊長をはじめ、隊員たちもエッチな会話に入ってきました。
そうこうするうちにおいらと隊長も調子に乗ってきて、やおら女陰彫刻に体をこすりつけて記念撮影。おいらははにかみ屋なので、ただニヤニヤしながらだったのですが、隊長は妙にエクスタシーに満ち溢れた素晴らしく満足げな表情でした。
それにしても誰がこんなところにこんなものを作ったのかは全くもって不明です。今後の調査に期待したいですね。日も暮れて寒くなってきたので、我々はこのあと車で京都駅前まで戻り、解散となりました。
皆さんお疲れ様でした。
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