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南郷水産センターの「手押しジェットコースター」

 

前回のオフ会が終わり帰路につく車の中で、次回のネタのために隊長が隊員達に「怪しげスポットを知らないか?」と聞いたところ、コケダルマ親方が「隊長それなら、手で押すジェットコースターがありますよ」と答えたのだ。なんなのじゃ??その手で押すジェットコースターとは?

手で押すって、どういうこと?誰が押すの??。「私」「あなた」それとも「誰」???そもそもなんでジェットコースターを押すの?ジェットコースターのどの部分を押すの?コースターをどこまで押すの?全く謎だらけ。隊長は手で押すジェットコースターから発せられる謎により、思考がメビウスの輪の上をぐるぐると回った。

永遠のループ思考からなんとか脱却し、取り敢えず誰が押すのかと、親方を問いただすと「従業員が押してくれる」と言うのだ。「押すって?ほんまに押すの?」と念を押して聞いたが、やはり親方から発せられる言葉は「押します」であった。

「なんで押すの?何所まで押すの??」と親方に聞くと、「ジェットコースターがあまりにも古いので、手で押さないとスムーズに動かないのですよ」

隊長達はこの謎に満ちたジェットコースターの虜になった。

さらにエデンの園のりんごのように香しい言葉が親方から発せられた。「観覧車もあったのですよ。しかし残念ながら、観覧車は老朽化が激しく撤去されたそうです。」老朽化で撤去なんて、今だかつて聞いたことが無いエピソードだ。これは想像できないほどのしょぼしょぼ遊園地だ!と隊長の怪しげセンターが反応した。

そして「ジェットコースターも早く行かないと、観覧車と同じように撤去されますよ。あれもかなり老朽化してますからね。」というのだ。早速調査に行かなくては!これは記憶ではなく、記録に残す必要がある。隊長達は次回この手で押すジェットコースターで再会することを約束してこの日は解散となった。

そして待ちに待った3月21日。朝から雨!雨!。雨ごときに手押しジェットコースターをあきらめることはできず、隊長は京都へ向けて車を走らせた。京都につくころには怪しげパワーにお天道様が負けたのか雨がやんでいた。そして隊長と同じ怪しげ魂を持った勇者が、朝方の雨にも負けず集合場所である京都駅付近のM<タクシー前にぞくぞくと集まっていた。

今回は「てりぃ・るるる・464(よろし)・はじめ・なおみ隊員(ずうーと敬称略)」が参加してくれた。特筆すべきは、464となおみである。彼らはなんと愛知県から来てくれたのだ。それも、彼らは18歳をはるかに超えて、本来なら2周目である青春36切符で来るべきところを青春18切符(つまり鈍行)で京都までオフ会に参加してくれたのだ。隊長以上のおそるべき怪しげ魂を見せつけられた。(蛇足だが、隊長の車が定員オーバーになったので,、ペー隊員を急遽参加させた。ありがとう。M勝!)

全員が集まり、我々は滋賀県大津市南郷にある南郷水産センターへと向かった。(詳細な場所は、ネットで調べてくれ。瀬田川沿岸にあるのや。やる気さえあれば簡単に見つかる。)

南郷水産センターに着き、入り口を入ると先ず目に入ってくるのは謎の金魚オブジェである。

謎その1 金魚に見えるがりっぱな髭がある(鯉とも思えるがしかし形状は金魚)

謎その2 金魚オブジェには車輪が付いていて、移動が可能であるが、目的は不明である。

謎その3 口の下の方に何故かスピーカーがついている。

なぞの金魚オブジェ

(ポケモンのコイキングと判明)

謎の金魚の大歓迎を受け流しながら、我々は遊園地の方へ向かった。本日のメインイベント「手押しジェットコースター」が右手に見えてきた。隊長の気持は高揚してきた。とうとう気持を押さえることはできず、直ちにジェットコースターの入り口へ小走りに近づいた。しかし有頂天隊長に水をかける自体が発生した。

ジェットコースター係の人が誰もいないのである。「おいおい!なんでやねん。乗られへんや無いか」と突っ込みながらも、自分がチケットを購入していないことを思いだし、乗り物券売り場へと向かうがやはり誰もいない。そんなこんなでガヤガヤしていると、係の人と思われるじいさんが来てくれ、チケット(300円)を売ってもらった。 

チケットを買い、勢い勇んでジェットコースター乗り場へ行くが、隊員が全くついてきて無いことに気がついた。じいさんの処理能力が低く、チケットを全員が購入できず、隊長に追いつけなかったようだ。

右手が本日のメインのジェットコースター
だれもいない乗り物券売り場。撤去された「かんらんしゃ」の文字が読み取れた。

隊員達を待っている間に、時間つぶしのために注意書きを熟読していた。まずは右側には「バンドのはしかた」について書いてあったが、おいおい「つ」に「濁点」はおかしいやろ。「す」に「濁点」やろ。それからこの文章は縦書きなのに左から右へと改行されいた。てっきり明治時代に書かれたものかと窺ったが、「ジェットコースターがそんな時代にはないで」と言いたいが、明治時代でも縦書きは右から左やちゅうねん。(横書きが右から左で今とは逆なだけや!)

次に左側を見た。先ほどと同じように縦に左から読もうとすると1行目には「うしっゆをりつ」と書かれた謎の文が浮かび上がってきた。あまりの謎めいた文に隊長は動揺したが、良く見てみると「ごきだしたらっかりつかまてください。手をるめるとかおうつことがあますからきをけてください。」と横書きで書かれていることに気がついた。なんじゃそりゃ。形式を統一しろちゅうねん。!!

 

「バンドのはづしかた」ってどうするねん??

注意書きと遊んでいると隊員達も乗り物券をゲットしたようで、みんなが集まってきた。早速隊長・はじめ・M勝・るるるの4名が乗りこんだ。そしてみんな興味津々で係の人の一挙一動に注目した。まずはシートベルトのチェック。そして機械を作動。そして出発のベル。とここまでは普通のジェットコースターと何ら変わりはなかった。

おもむろに係りの人がジェットコースター後方へ
おお!!念願の姿!!

ほんまにジェットコースター押してるでー

第二グループ
シートベルトチェック、なかなかしっかりしていると言いたいところだが、そんなの不要。
ヤッパリ押している。

2度目はさすがに恥ずかしそうである。 

その後、係の人は普通のジェットコースターでは考えられない行為にでたのだ!ゆっくりとジェットコースター後方へと向かった。そしてジェットコースターの一番後ろに立ち、一息つくと(隊長にはそう思えた。)とうとう

ジェットコースターを手で押し始めたのだ!

このシャッターチャンスだけは逃せん。シャッター押して押して押しまくったる!と意気込んだが、デジカメのメモリーへの書きこみに時間がかかり、結局二枚しか撮れなかった(がっかり)。

ジェットコースターは係の人の後押しにより、ゆっくりとしかし着実に前進していった。登り坂へかかると、そこからは昇用のチェーンによりコースターは坂を登りはじめ、係の人の手からコースターは一人立ちしていった。

そしてジェットコースターキチガイの隊長にとっては、ジェットコースター自身ももうひとつの楽しみであったが、しかしというかやはりというかやっぱりというか、予想通り、全くスリルスピードを感じることなくゴールした。ただカーブのたびに体が外側に振られて、デジカメを落しそうになった。そして注意書きの「かおをうちます」という一文を思い出された。スピードが無いのに何故か体が振られるので、係の人に聞いてみると、なんとこのジェットコースターのカーブには全くバンク(傾斜)が無いそうだ。そりゃ外へ振られるわ。

カーブにバンク無し。恐るべし

おまけ

ついでに何で手で押すのかと聞いたところ、機械が古いので少し押さないと、ジェットコースターがスムーズに坂のところまで行かないと、コケダルマ親方の情報どおりの返事が返ってきた。(手で押さなくてもずーと待っているのなら行くそうだ。)

暇な人達

なおみ・はじめ・M勝・隊長・464・てりぃ・るるる

 

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